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AO・推薦入試 志望動機書と小論文の書き方





志望動機が書けない理由と対応策

1.志望動機そのものがあやふやである。対応策1「志望校に対する理解を深める」ことです。対応策2 「自分を見つめる」ことです。

・・・志望動機書の最終目標は、大学側に・・・

  1. 「もっとこの受験生を知りたい」

  2. 「会って話を聞いてみたい」

と思わせることです。次のステップで重要なのは「小論文」で、ひとつの文章には「その人自身」は表れるからです。



文章には、受験生の「人間的成熟度」が見えてきます。

  1. タイトルだけだと、その人の発想力・独創性が分かる。

  2. 課題文や資料付きのテーマからは、分析力や合理的判断力は分かる。

  3. 自分が学びたい分野への興味や基礎知識、ある読み手を思いやって表現できるか、誤字・脱字はないかなどが1枚の答案用紙で見えてきます。

2.志望動機を的確に文章化する技術がない。・・・「文章力」に関わってきます。


「AO入試の 志望動機書」の書き方

AO入試の第1関門で「書類選考」のカナメ

「心得」三箇条

  1. 「アドミッション・ポリシー」を忘れない。

  2. 意欲あふれる健康的な内容に仕上げる。

  3. 面談・プレゼンテェーションを見据えて仕上げる。

「実践」三箇条

  1. 志望理由書は「見た目」も「中身」もどちらも大切!

  2. 「エピソード(具体例)」を活用し、そこから得たこと(抽象論)するが、「羅列」は逆効果。

  3. 「妥協」は禁物。納得するまで書き直す。

書き終えたら、必ず信頼できる第三者に添削を受けること。

志望動機書で書かされる内容は以下の6点に集約できる

  1. 志望動機を述べてください。

  2. 自己アピールを述べてください。

  3. 高校時代に力を入れたことは何ですか。

  4. 本学入学後の学生生活への抱負を述べてください。

  5. 本学入学後の学習・研究面での抱負を述べてください。

  6. 本学で学んだことを、卒業後どのような形で生かしていきたいですか。


困ったときの「小論文の公式」

困った時は「小論文の公式」を使う

公式Ⅰ 現状–背景–解決策

・・・「社会性のある課題(=現代社会のできごとについて論じさせる課題のことで、高齢化社会、情報化社会、環境問題、いじめ、医療ミスなど)」に適している。

  1. 現状・・「問題意識」を持って、今どうなっているのかを説明するのがコツ。

  2. 背景(原因・理由でも可)・・なぜ現状のようになってしまったのかを分析する。

  3. 解決策・・「前向きに」現状の問題を解決するにはどうすればいいのかを提案して締めくくるのがコツ。

  4. 応用編・・①に現状の後に「自分の体験」を入れたり、現状・背景の後に、「自分の意見」を加えたりすることで、文章の個性と論理性が増してくる。

公式Ⅱ 過去–現在–未来

・・・「現代の若者に期待されていること」「私の進む道」など「自己関連課題」に適している。

  1. 過去・・例えば、「座右の銘」との出会い。「座右の銘」を知ったきっかけ。

  2. 現在・・その「座右の銘」は今の自分にどんな影響を及ぼしているか。

  3. 未来・・これからの人生に、その「座右の銘」をどう生かして生きたいか。

  4. 応用

    1. 過去・・志望校を知ったきっかけ。

    2. 現在・・自分が今、研究してみたいと思っていること。

    3. 未来・・志望校入学後の計画。卒業後の抱負。

公式Ⅲ 筆者は–と言っている

・・・「課題文型小論文」に適している。

  1. 課題文のポイントを提示・・課題文型小論文では、冒頭で、「筆者は–と言っている」私は課題文をきちんと読みました。そして内容も正しく把握できました。」ということを示してしまうことがコツ。

    • 筆者の意見に対する自分の意見を述べる。

  2. 理由の説明(証拠となる具体例の提示でもよい)

  3. 結論づける。・・・課題文中に提示されている問題の解決策、今後のあり方などを提案して締めくくる。


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